
ホーム > プレスリリース


2008年03月17日
「女性医師再教育-復職プロジェクト」年間活動報告 25名の女性医師が研修へ
平成18 年11 月に東京女子医科大学「女性医師再教育センター」が設立され、昨年日本赤十字社、(株)メディカル・プリンシプル社、恩賜財団済生会と共に「女性医師再教育-復職プロジェクト」を開始いたしました。研修を経て復職を希望する女性医師が、研修後にその病院で就職することを条件とせず、研修後の就職先や勤務形態を自由に選択できるようにし、研修成果を広く社会に還元することを目的としてきました。
このプロジェクトに参加している4者とも社会貢献を基盤にボランティアベースで取組んでおりますが、二つの公的病院群の参加により、選択できる研修内容が多様化し、さらに地域においても質の高い研修が可能になったことから全国の医科大学を卒業された女性医師にご利用頂きセンターに研修を希望し相談を頂いた女性医師は34名となりました。
平成18年11月 東京女子医科大学女性医師再教育センターが設立
平成19年4月 日本赤十字社、㈱メディカル・プリンシプル社と共に「女性医師再教育-復職プロジェクト」開始
平成19年6月 シンポジウム「女性医師復職のために~まず、第一歩を~」開催
平成19年9月 恩賜財団済生会がプロジェクトに参加
平成19年12月 プレスリリース(別添)
平成20年2月 上川陽子内閣府特命担当大臣(少子化対策、男女共同参画)
東京女子医科大学来校、女性医師再教育センターおよびプロジェクトについて説明
申請者の状況
1. 申請者数と内容
再教育センターにて相談を受け付けた女性医師(申請者)の数は34名(平成20年2月現在)、そのうち研修が可能または、必要と思われる例は21名でした。そのうち2名は、子供の病気と親の介護で研修の中断を余儀なくされました。どんなに勤務継続や出産後に臨床復帰を望んでいても、不可能な状況もあります。そのような女性医師を支援し、無理なく現場へ戻る手助けをすることがこのプロジェクトの役目です。
相談のみになった例は、二つのパターンがあります。全く臨床経験がなく、現在も再研修が続けられない環境にある方と、現在はすでに勤務しておられ、キャリアアップを希望して申請された方です。どちらも本プロジェクトのスキームでは少し無理があると判断しました。
しかし、全く勤務経験がなくても、常勤で働ける環境にあれば、研修を引き受ける病院を探すことは可能で、そのようなケースを経験しました。
他の方法を推薦した例は、研修は必要のない状況で、大学の見学生を紹介した方や学会主催の研修会をお勧めしたケースです。

2、申請者の現在の居住地域
相談を受けた女性医師の地域は、東京を中心とした関東地方が大半です。ほぼ全国的に研修引き受け病院が整備されており、東京以外の地域の女性医師にもこのプロジェクトを認知してもらうべく宣伝努力が必要と思われます。

3、申請者の年齢分布
年齢は、出産・育児年齢である30 歳代が最も多く、育児がやや落ち着いた40歳代がこれに続きます。長期の離職を含む50歳代申請者も数人ありました。離職前の経験はさまざまで、専門医を持っておられる方もありましたし、研修経験が無い方もありました。ほとんどが、出産・育児を理由にした離職でしたが、親の介護のケースもあり、今後の課題となる可能性を示唆しています。不明は相談のみの方には年齢を聞かないこともあるためです。

4、申請者の離職期間
申請者の離職期間はさまざまです。現在非常勤で週に1~3日の勤務をしていた人も居ますが、満足がいくような臨床の仕事ができていないというのが多くの再研修希望医師の理由でした。離職期間が長い再研修医は、離職前の経験が長いほうが、再研修期間は短く、自分の希望する方向へ進むことができています。ほとんど臨床経験がなく、離職期間も長い方は常勤での研修か、あるいは時間をかけて臨床復帰をする覚悟が必要です。

5、出身大学
本プロジェクトに相談された女性医師のうち東京女子医科大学の卒業生は26%であり、全国各地の大学の卒業生に利用されました。全国規模で大学を超えて、女性医師がプロジェクトを通して繋がっていきたいと思います。

6、研修病院
研修する病院は、大学病院だけでなく、日本赤十字病院や済生会病院が研修希望者を受け入れています。再研修を希望する女性医師は、子育て期間中である方も多く、近くの病院で研修が出来れば、より多くの時間を研修に使うことが可能です。さらに希望する研修項目を得意とする病院が受入れ可能であれば質の高い研修がどこでも出来ることになります。東京女子医科大学大学病院だけでなく、二つの公的院では、センターの方針である、研修後の就職を女性医師本人の自由意思に任せるという方針を守っており、研修を始める女性医師にとり大変ありがたい研修先となっています。

今後の計画
1. 病院勤務における女性医師の勤務の多様性を確保する運動
病院において女性医師が勤務継続と子育て等を両立できる柔軟な勤務体制の必要性とその現実的な実施方法についてアピールしていく。
2. 再研修―復職希望者の全国的発掘
以上の計画を通じ出産や育児を抱えた女性医師ができるだけ多く臨床現場に復帰していただくことを願っています。「女性医師再教育-復職プロジェクト」は今後とも離職した方には非常勤医師として、すでに非常勤医師として働いている方にはより高度な技術を取り戻してキャリアアップしていただけるよう努力を重ねてまいります。
お問い合わせ先
東京女子医科大学
http://www.twmu.ac.jp/CECWD/index.html
〒162-8666 東京都新宿区河田町8-1
TEL 03-3353-8112 内線30324(担当人事課竹原、鷹觜)
日本赤十字社
http://www.jrc.or.jp/
〒105-8521 東京都港区芝大門1-1-3
TEL 03-3437-7500 (担当医療事業部企画課大野、庄野)
社会福祉法人恩賜財団済生会
http://www.saiseikai.or.jp/saiseikai/
〒108-0073 東京都港区三田1-4-28 (三田国際ビルヂング21 階)
TEL 03-3454-3311 (担当事業部企画課剣持、春口)
株式会社メディカル・プリンシプル社
http://www.medical-principle.co.jp/
〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-59-4
TEL 03-5772-2300 (担当清水、松本)
以上
------本件に関する問い合わせ先------
株式会社メディカル・プリンシプル社
http://www.medical-principle.co.jp
info@medical-principle.co.jp
TEL:03-5468-5300 FAX:03-5468-5310
※ 文中記載の「民間医局」は、株式会社メディカル・プリンシプル社の登録商標です。
