DOCTOR’S MAGAZINE 2023年8月号を発刊しました
本号では、東京女子医科大学 外科学講座 肝胆膵外科学分野 基幹分野長・教授本田五郎氏を特集しました。肝切除術を約1,500例行うなど肝胆膵腹腔鏡手術の名手として、世界にその名が知られる本田氏。国内での講演や手術指導だけではなく、海外の学会からも招聘され、数多くのライブ手術を実施しています。高難度手術手技の標準化に粉骨砕身し、後進の育成にも取り組んでいる本田氏の根本にあるのは、幼少期に伯父から授けられた「義」の心でした。ここ数年、医療スタッフの大量流出など、厳しい内情が伝えられている東京女子医科大学消化器病センターで覚悟を決め、「焼け野原になっても、僕はここに立ってますよ」と語る本田氏の決意の真意に迫ります。
「Challenger -挑戦者-」では、日本発のNGOである特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン（PWJ）で活動する稲葉基高氏を取材しました。災害救助犬を含む救助チームと共に被災地へ駆け付ける空飛ぶ捜索医療団ARROWS（アローズ）を立ち上げ、国内ほぼ全ての被災地へ行き、世界各国にも支援を届けてきました。行政でも民間でもない“ソーシャルセクター”だからこそできる息の長い活動内容に注目です。「FORTE-日本列島病院探訪-」では、急性期、リハ、訪問事業等を展開し、“治し、支える”医療を追究する一輝会の荻原記念病院を特集しました。特にリハビリに強みを持ち、園芸療法やコーラスなど特色ある内容を提供しています。
新コーナーでは、医療法人社団悠翔会理事長の佐々木淳先生の在宅診療コラムが隔月連載でスタートします。第一回目は、「人生にとって本当に大事なものは何か？」について、余命数か月の80代女性と夫のお話をもとに考えます。今月も、全国各地で活躍する医師や医療法人を様々な観点からご紹介しています。
＜DOCTOR’S MAGAZINE 2023年8月＞
■ドクターの肖像
東京女子医科大学 外科学講座 肝胆膵外科学分野 基幹分野長・教授
本田五郎
■Doctor’s Opinion
“サイエンティストはカッコいい！”
国立国際医療研究センター研究所 理事 研究所長・米国国立がん研究所（NCI）／米国国立衛生研究所（NIH）
満屋裕明
■連載コラム
押し売り書店“仲野堂” #19
大阪大学 名誉教授
仲野 徹
■Challenger-挑戦者-
特定非営利活動法人 ピースウィンズ・ジャパン
「空飛ぶ捜索医療団ARROWS」プロジェクトリーダー
岡山済生会総合病院 救急科（非常勤）
稲葉基高
■Dr.徳田のクリニカルパールズ
日中の眠気の原因は？
■FORTE -日本列島病院探訪-
特定医療法人 一輝会 荻原記念病院
■SPECIAL COLUMN 隔月連載コラム
佐々木淳先生の在宅診療メモランダムEpisode 01
■臨床研修指定病院紹介
公益財団法人 天理よろづ相談所病院
独立行政法人 国立病院機構 埼玉病院
■専門医研修紹介
日本赤十字社 富山赤十字病院
社会福祉法人 恩賜財団 済生会熊本病院
■医療過誤判例集
使用上の注意・ガイドライン等遵守の重要性
■医局紹介
日本大学医学部 小児科学系 小児科学分野
和歌山県立医科大学 神経精神医学教室
■Medical Topics／Student’s Voice
メディカルトピックス／医学生の声