メディカル・プリンシプル社【 民間医局 】ニュースお知らせDOCTOR’S MAGAZINE 2023年2月号を発刊しました

DOCTOR’S MAGAZINE 2023年2月号を発刊しました

本号では、日本赤十字社 愛知医療センター 名古屋第一病院 心臓血管外科 第一部長伊藤 敏明氏を特集しました。伊藤氏は胸を大きく開く僧帽弁手術に、MICS(低侵襲心臓手術)を取り入れ、新たな術式に進化させた心臓血管外科手術の革新者です。伊藤氏が考案した“ナイフとフォークを持つように”手術する3ポート法は、世界の外科医が行う手術になりました。外科医になった当時の日本では、心臓外科手術は確立した術式が乏しく、生きて帰れるかどうかの時代でした。そこで、365日毎晩、自作の機械で吻合練習を行い、自身の技術を高めました。こうした創意工夫の原点は、子供の頃に、図面を起こして設計したラジコンにありました。飽くなき手術への執念と目標達成力を持ち、今後は外部病院の手術支援や、医学生の目を輝かせるような心臓弁の開発を行いたいと夢を語る伊藤氏の物語を、ぜひご一読ください。

「特集 -SPECIAL FEATURE-」では、「小児総合診療医」という新しい分野で活躍する2人の医師の対談を行いました。小児科医が“こどもの総合医”と定義される中で、小児総合診療医は、“圧倒的な総合力をもって、小児の臓器別専門医が専門性を発揮できるよう連携させる役割”を担っています。小児総診に携わる医師をつなぐ全国ネットワーク「GHPJ こどもの総合診療」を作り、この領域の認知度を高めながら、後進を育てています。

「SOCIETY Report」では、日本耳鼻咽喉科頭頚部外科学会を特集しました。基礎・臨床研究に力を入れる35歳~40代前半の医師が集い、活発な議論を行う「次世代を担う卓越した耳鼻咽喉科専門医育成プログラム」の開催報告を掲載しています。

その他、「Dr.徳田のクリニカルパールズ」では、コロナに罹患してから咳が3カ月続いている女性の診断についてのお話と、「大藤剛宏先生のカタール冒険譚」では、W杯が開催されたカタールの盛り上がりと国をあげての万全の医療体制のお話です。今月も、全国各地で活躍する医師や医療法人を様々な観点からご紹介しています。

<DOCTOR’S MAGAZINE 2023年2月>
■ドクターの肖像
日本赤十字社 愛知医療センター 名古屋第一病院 心臓血管外科 第一部長
伊藤 敏明

■Doctor’s Opinion
“沖縄県におけるCOVID-19 診療 全ての医療機関が一つの有機体として機能”
おもと会グループ 特別顧問 / 琉球大学 名誉教授
藤田 次郎

■Special Cross Talk-スペシャル対談:小児総合診療医編-
沖縄県立南部医療センター・こども医療センター
小児総合診療科 医長/同臨床研修センター長
利根川 尚也

東京都立小児総合医療センター
総合診療科 医長
松島 崇浩

■SPECIAL COLUMN
肺移植医 大藤剛宏先生のカタール冒険譚 Episode.12

■連載コラム
押し売り書店“仲野堂” #13
大阪大学 名誉教授
仲野 徹

■Dr.徳田のクリニカルパールズ
長引く咳の原因は?

■FORTE -日本列島病院探訪-
独立行政法人 国立病院機構 鹿児島医療センター

■SOCIETY Report
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会

■臨床研修指定病院紹介
公益財団法人横浜勤労者福祉協会 汐田総合病院
千葉県立病院群 千葉県がんセンター

■専門医研修紹介
医療法人 杏和会 阪南病院
公益財団法人 甲南会 甲南医療センター

■医療過誤判例集
同意書に記載すべき内容と説明義務違反

■医局紹介
熊本大学大学院 生命科学研究部腎臓内科学
長崎大学病院 高度救命救急センター

■Medical Topics/Student’s Voice
メディカルトピックス/医学生の声

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