メディカル・プリンシプル社【 民間医局 】ニュースお知らせDOCTOR’S MAGAZINE 2024年3月号を発刊しました

DOCTOR’S MAGAZINE 2024年3月号を発刊しました

本号では、神奈川県立がんセンター 総長 古瀬純司氏を特集しました。古瀬氏は、肝胆膵がんの内科的治療を推進し、肝胆膵腫瘍内科を革新する日本屈指のオンコロジストです。肝がん・膵がんの抗がん剤使用が日本で認められていなかった時代に、古瀬氏率いる臨床研究により、本国でも治療を可能にしました。2009年には、胆道がん治療において抗がん剤の併用療法の優位性を発表し、日本の抗がん剤治療の実力を世界にアピールし、その併用療法は国際標準となりました。アメリカ留学後には、杏林大学医学部腫瘍内科の教授に就任し、一人で始めた腫瘍内科を医師、心理士、コーディネーターなど20人からなる治療体制を確立し、腫瘍内科医「オンコロジスト」の育成においても実績を上げました。1990年代に4カ月だった膵がんの生存期間は、2020年に18カ月超と5倍近くになりましたが、古瀬氏はその先の肝胆膵がん5年生存率50%を目指し、”世の動きの中で人と共に創る”想いを胸に、今も新たな挑戦を続けています。

「Challenger -挑戦者-」では、南多摩病院 総合内科・膠原病内科 部長 國松淳和氏を特集しました。國松氏は、原因不明で長年診断がつかなかった患者を診て、治療に結びつける内科診療のスペシャリストです。國松氏の総合内科外来には、難病や希少疾患、思春期特有の疾患まであらゆる症状の患者が訪れます。独自の身体診察や問診により、最速・最短で解決に結びつける”治し屋”の診察スキルは正に職人技です。また、「FORTE -日本列島病院探訪-」では、高知初の救命救急センターを開設し、地域に寄り添う基幹病院として発展してきた高知赤十字病院をご紹介します。奈半利川、物部川、仁淀川、四万十川といった清流が流れる高知県では、1959年の伊勢湾台風をはじめとする数々の水害は高知の人々に大きな傷を残しました。ここ数年懸念される南海トラフ地震に備え、2019年に災害に強い病院として、移転・リニューアルしました。がんを筆頭に、脳血管疾患、肺炎、変性疾患(脊椎・関節)などの領域に強みを持ち、高齢者と女性の視点に立った“誰一人取り残さない”病院運営を行っています。その他、連載コラム「押し売り書店“仲野堂”」では、音読で本を聞くオーディオブックに挑戦したという仲野先生がおすすめする3冊の書籍をお勧めします。今月も、全国各地で活躍する医師や医療法人を様々な観点からご紹介しています。

<DOCTOR’S MAGAZINE 2024年3月>
■ドクターの肖像
神奈川県立がんセンター 総長
古瀬純司

■Doctor’s Opinion
“やりたいことをやりましょう!”
川崎大動脈センター・創設者 / 社会医療法人財団石心会 川崎幸病院 院長
山本 晋

■連載コラム
押し売り書店“仲野堂” #26
大阪大学 名誉教授
仲野 徹

■Challenger-挑戦者-
医療法人社団 永生会 南多摩病院
総合内科・膠原病内科 部長
國松淳和

■Dr.徳田のクリニカルパールズ
血算での異常値は?

■FORTE -日本列島病院探訪-
日本赤十字社 高知赤十字病院

■臨床研修指定病院紹介
京都第二赤十字病院
気仙沼市立病院

■専門医研修紹介
地方独立行政法人 栃木県立岡本台病院
社会福祉法人恩賜財団 大阪府済生会茨木病院

■医療過誤判例集
頸椎後方固定術後の四肢麻痺につき手技上の過失が認められた事案

■医局紹介
久留米大学医学部 神経精神医学講座
信州大学医学部 外科学教室 消化器・移植・小児外科学分野

■Medical Topics/Student’s Voice
メディカルトピックス/医学生の声

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