メディカル・プリンシプル社【 民間医局 】ニュースお知らせDOCTOR’S MAGAZINE 2025年2月号を発刊しました

DOCTOR’S MAGAZINE 2025年2月号を発刊しました

本号では、「ドクターの肖像」にて、医療法人 生坂医院 副院長 /千葉大学医学部附属病院 名誉教授 日本専門医機構 総合診療専門医検討委員会 委員長である生坂政臣氏を特集しました。生坂氏は、NHKで放送された番組の「総合診療医ドクターG」を立ち上げた医師としても知られる総合診療医です。どの病院でも診断がつかない患者が、最後にたどり着く千葉大学医学部附属病院の総合診療科は、生坂氏が21年前に立ち上げました。問診に2時間かける外来は、患者が殺到し、現在半年待ちの状況です。患者の些細なひと言を聞き漏らさず、一挙手一投足をヒントにして、憑依するレベルで患者に入り込み、原因不明の症状を解決へと導きます。

熱帯魚店を開きたいと思っていた氏が、医師を目指したのは虫垂炎の誤診がきっかけでした。生坂氏は、診断推論を極めたからこそ、「完璧な診断はなく、誤診の振り返りにこそ成長がある」と話します。もっと早く、もっと正しい診断を導き出すために、「まだまだ成長したい」と笑顔で語る生坂氏の半生を辿りました。

「Challenger -挑戦者-」では、近畿大学病院 救命救急センター主任教授 /センター長の篠崎 広一郎氏を特集しました。篠崎氏は、名門ペンシルベニア大学で救急医学を学び、スピード重視でシステム化された米国の医療に10年携わりました。帰国後は、運営困難となっていた近畿大学病院救命救急センターの主任教授となり、立て直しに取り組んでいます。「若いうちに、救急科で医師としての土台を築き、目の前で倒れた人を救える自信をつけてほしい。医師としての使命感を抱いてほしい」。1分1秒を争う救急医療の現場で20年以上命と向き合ってきた篠崎氏の歩みと、臨床・研究・教育への思いを伺いました。

その他、「FORTE -日本列島病院探訪-」では、救急応需率99%、埼玉県内トップの救急搬送数を誇る埼玉石心会病院を取材しました。今春には「救命救急棟」が完成予定で、救命救急センターの指定を目指しています。若手医師の活気が病院全体の勢いを生み、コロナ禍を乗り越えて医療の質も格段に上がった同院の進化の秘訣に迫ります。

「押し売り書店“仲野堂”」のコーナーでは、昨年ご逝去されたノンフィクション作家・髙橋秀実さんの数々の名著から3冊に絞って、ご紹介いただきました。今月も、全国各地で活躍する医師や医療法人を様々な観点からご紹介しております。

<DOCTOR’S MAGAZINE 2025年2月>
■ドクターの肖像
医療法人 生坂医院 副院長 / 千葉大学医学部附属病院 名誉教授
日本専門医機構 総合診療専門医検討委員会 委員長
生坂政臣

■Doctor’s Opinion
“核兵器とノーベル平和賞”
群星沖縄臨床研修センター センター長
徳田安春

■連載コラム
押し売り書店“仲野堂” #37
大阪大学 名誉教授
仲野 徹

■Challenger-挑戦者
近畿大学病院 救命救急センター
主任教授 / センター長
篠崎 広一郎

■Dr.徳田のクリニカルパールズ
“息切れと体重減少の原因は?”

■FORTE -日本列島病院探訪-
社会医療法人財団 石心会 埼玉石心会病院

■臨床研修指定病院紹介
加賀市医療センター
医療法人徳洲会 湘南鎌倉総合病院

■専門医研修紹介
JA 北海道厚生連 帯広厚生病院
独立行政法人国立病院機構 小倉医療センター

■医療過誤判例集
“分娩過程におけるオキシトシン投与についての説明義務”

■医局紹介
東京大学医学部 精神医学教室
広島大学病院 総合内科・総合診療科

■Medical Topics/Student’s Voice
メディカルトピックス/医学生の声

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