メディカル・プリンシプル社【 民間医局 】ニュースお知らせDOCTOR’S MAGAZINE 2025年8月号を発刊しました

DOCTOR’S MAGAZINE 2025年8月号を発刊しました

8月号の「ドクターの肖像」では、東京科学大学 医学部 頭頸部外科教室 教授 朝蔭孝宏氏を特集しました。頭頸部外科は耳鼻咽喉科の領域の一つで、命をつなぎ患者のQOLに関わる機能を維持する、力量が試されるダイナミックな分野です。朝蔭氏は、山形大学医学部4年生時の講義で、准教授の頭頸部がんの手術話に衝撃を受け、人の命に関わる仕事がしたいと、頭頸部外科医を志しました。その手術の面白さに引かれていった朝蔭氏は、国立がんセンター東病院(現・国立がん研究センター東病院)赴任後に病理学分野の研究やデータベースの構築へ軸を切り替え、頭頸部分野の研究者としての基礎を固めました。

その後も、恩師2人の愛情と期待を受けて、東京大学で耳鼻咽喉科・頭頸部外科チームの発展のために奔走しました。2015年には、東京医科歯科大学(現・東京科学大学)頭頸部外科2代目教授に就任、口腔がんへのアルミノックス治療など先進医療の推進や、頭頸部外科医の育成にも精力的に取り組んでいます。藁をもすがる思いで朝蔭氏の治療を待つ患者のために、誰もが手を付けられないような難症例に挑み続ける朝蔭氏の半生を追いました。

「Challenger -挑戦者-」では、精神疾患を抱える患者の睡眠障害治療に精通し、若き睡眠医療の第一人者として知られる松井 健太郎氏を特集しました。松井氏は、睡眠領域の“何でも屋”として、重度の不眠症やナルコレプシーを中心とした中枢性過眠症、睡眠時随伴症など、一般の精神科では治療が難しい患者にも対応しています。全国でもまれな「小児睡眠障害外来」を2024年に開設し、後進の育成や生成AIに関する本を出版するなど、新たな挑戦を続ける松井氏を特集しました。

「FORTE -日本列島病院探訪-」では、地域の命を守る砦として、約40万人が暮らす宮崎市と周辺の心臓病を中心とした急性期医療を支える宮崎市郡医師会病院を取材しました。「どんな状況でも断らず、最善を尽くす。それが当院のモットーです」と語る副院長兼心臓病センター長の柴田剛徳氏に同院の歩みと進化、未来への展望を伺いました。

「押し売り書店“仲野堂”」では、夫をすい臓がんで亡くされた倉田 真由美氏、先ごろ逝去された森永卓郎氏、TVで活躍されていた金子哲哉氏による生き様が垣間見える3冊の闘病記をご紹介いたします。今月も、全国各地で活躍する医師や医療法人を、様々な観点からご紹介しております。

<DOCTOR’S MAGAZINE 2025年8月>
■ドクターの肖像
東京科学大学 医学部 頭頸部外科教室 教授
朝蔭孝宏

■Doctor’s Opinion
“地域医療の挑戦〜地域包括ケアシステムと総合診療の親和性〜”
広島大学病院 総合診療医センター センター長 / 北広島町雄鹿原診療所 所長
東條環樹

■連載コラム
押し売り書店“仲野堂” #42
大阪大学 名誉教授
仲野 徹

■Challenger-挑戦者
国立精神・神経医療研究センター病院 睡眠障害センター長
臨床検査部 睡眠障害検査室 医長
松井 健太郎

■Dr.徳田のクリニカルパールズ
睡眠障害の改善方法は?

■FORTE -日本列島病院探訪-
公益社団法人 宮崎市郡医師会 宮崎市郡医師会病院

■臨床研修指定病院紹介
独立行政法人 国立病院機構 仙台医療センター
和歌山県立医科大学附属病院

■専門医研修紹介
社会医療法人 友愛会 友愛医療センター
社会医療法人 蘇西厚生会 松波総合病院

■医療過誤判例集
救急における注意義務違反について

■医局紹介
奈良県立医科大学 がんゲノム・腫瘍内科学講座
東北大学大学院 医学系研究科 臨床腫瘍学分野

■Medical Topics/Student’s Voice
メディカルトピックス/医学生の声

無料購読のお申し込みはこちら

お知らせ一覧