DOCTOR’S MAGAZINE 2026年7月号を発刊しました
7月号の「ドクターの肖像」では、東京国際大堀病院 理事長・院長の大堀 理氏を特集しました。大堀氏は、前立腺がん治療におけるロボット手術の普及と発展を牽引してきた泌尿器科医です。泌尿器科医の父のもと岩手で育ち、先輩医師の言葉がきっかけで、23歳で岩手医科大学へ進路変更しました。大学卒業後は、北里大学病院泌尿器科で診療最前線の多忙な厳しい環境で経験を積み、アメリカへ留学。言語の壁に苦しみながらも、前立腺がんにおけるPSA(前立腺特異抗原)検査の有効性を示す論文を発表し、PSA検査普及の推進力となりました。
その後、手術ロボット「da Vinci」の登場を機に、東京医科大学にて前立腺全摘出手術のロボット手術第一例を2006年に実施しました。これにより、出血もわずかで術後尿失禁もほぼなく、性機能も温存できるようになり、ロボット手術への切り替えと診療科を横断したロボット運用体制の確立や、手術の標準化に努めました。2012年に、前立腺がんのロボット手術保険適用が開始されると、全国から患者が押し寄せ、東京医大は前立腺がんロボット手術をけん引しました。2019年には、東京国際大堀病院を開設し、迅速な生検診断と高い精度を持つ泌尿器専門病院として東京で1位、ときに日本一の執刀症例数を誇る場所となりました。
次なる使命として、大堀氏は医療機関の厳しい経営環境、後継者不足や医師の偏在などの課題を解決するロボット手術センターを作ることを見据えています。「日本の現場力は世界一、良い環境を作れば間違いなく世界一になれる」――。「神の手」に導かれて、日本医療を救う事業モデルの創造という舞台に挑む大堀氏の半生を辿りました。

「Challenger -挑戦者-」では、途上国医療やアメリカでの経験で培った知見を武器に、見えない脅威に立ち向かう感染症専門医の岡本 耕氏を特集しました。連載コラム「Dr.Matsui きょうも誰かが、眠れていない〜診察に効くやさしい睡眠の話〜」では、「ショート動画がやめられないサラリーマン」についてのお話です。「FORTE-日本列島病院探訪-」では、埼玉県の県央医療圏における唯一の総合急性期病院である上尾中央総合病院を特集しました。今月も、全国各地で活躍する医師や医療法人を、様々な観点からご紹介しております。
<DOCTOR’S MAGAZINE 2026年7月>
■ドクターの肖像
医療法人社団 實理会 東京国際大堀病院 理事長・院長
大堀 理
■Doctor’s Opinion
“「おひとりさま高齢社会」に医療者がどう向き合うか”
日本在宅ホスピス協会 会長/小笠原内科・岐阜在宅ケアクリニック 院長
小笠原 文雄
■連載コラム
押し売り書店“仲野堂” #54
大阪大学 名誉教授
仲野 徹
■Challenger -挑戦者-
東京科学大学大学院 医歯学総合研究科
統合臨床感染症学分野 准教授
岡本 耕
■Dr.徳田のクリニカルパールズ
急な顔の腫れの原因は?
■FORTE-日本列島病院探訪-
医療法人社団 愛友会
上尾中央総合病院
■Dr.Matsui きょうも誰かが、眠れていない〜診察に効くやさしい睡眠の話〜
[第4回]“ショート動画がやめられないサラリーマン”
国立精神・神経医療研究センター 睡眠障害センター長
松井 健太郎
■臨床研修指定病院紹介
群馬大学医学部附属病院
社会医療法人財団 互恵会 大船中央病院
■専門研修紹介
地方独立行政法人 大阪府立病院機構 大阪急性期・総合医療センター
社会医療法人 河北医療財団 河北総合病院
■医療過誤判例集
腹部大動脈人工血管置換術後の管理に過失があり、出血性ショックで患者が死亡したことについて損害賠償請求が認められた事例
■医局紹介
鳥取大学医学部 感覚運動医学講座皮膚科学分野
千葉大学医学部附属病院 呼吸器外科
■Medical Topics/Student’s Voice
メディカルトピックス/医学生の声

