メディカル・プリンシプル社【 民間医局 】ニュースドクターズマガジンDOCTOR’S MAGAZINE 2026年9月号を発刊しました

DOCTOR’S MAGAZINE 2026年9月号を発刊しました

9月号の「ドクターの肖像」では、国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター理事長特任補佐/神経研究所 所長の岩坪 威氏を特集しました。岩坪氏は、認知症の主要因であるアルツハイマー病の引き金を解き明かし、病態メカニズムの解析と創薬の先鞭をつけたアルツハイマー病研究の第一人者です。岩坪氏の最大の功績は、アルツハイマー病の発症初期に脳内へ蓄積する「アミロイドβ42」が老人斑を形成し、病気の引き金となることを世界で初めて明らかにしたことです。さらに、「アミロイドβ42」を産生する鍵となる酵素「γセクレターゼ」の構造解明にも成功しました。これらの発見は、症状を和らげるだけの治療から、病気の進行そのものに働きかける疾患修飾薬の開発へと道を開き、アルツハイマー病の研究史に残る成果となりました。

また、2007年に開始した大規模観察研究『J-ADNI』、2019年に立ち上げた『J-TRC』を主導し、日本における認知症研究基盤の整備にも尽力しました。こうした長年の研究成果は、アルツハイマー病治療薬『レカネマブ』の承認につながり、認知症研究のノーベル賞とも称されるポタムキン賞をはじめ、数々の栄誉を受けています。30年以上にわたり、基礎研究と臨床研究の橋渡し役を務めてきた岩坪氏は、現在は後進の育成とともに患者データを蓄積するレジストリ研究を統括し、より多くの人を救うため、新たな治療薬開発に繋がる研究に取り組んでいます。アルツハイマー病治療の「開かずの扉」を動かした先駆者であり、認知症医療の未来を切り拓き続ける岩坪氏の物語を追いました。

 

「Challenger -挑戦者-」では、近畿地方における小児集中治療の拠点である兵庫県立こども病院の立ち上げに尽力し、集中治療科を率いる黒澤寛史氏の挑戦を追いました。「押し売り書店“仲野堂”」では、ビル・ゲイツ氏の自伝をはじめとする伝記3冊をおすすめします。今月も、全国各地で活躍する医師や医療法人を、様々な観点からご紹介しております。

<DOCTOR’S MAGAZINE 2026年9月>
■ドクターの肖像
国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター
理事長特任補佐/神経研究所 所長
岩坪 威

■Doctor’s Opinion
“DataとStory”
感染症コンサルタント
青木 眞

■連載コラム
押し売り書店“仲野堂” #56
大阪大学 名誉教授
仲野 徹

■Challenger -挑戦者-
兵庫県立こども病院 診療部長
小児集中治療センター長
黒澤寛史

■Dr.徳田のクリニカルパールズ
食欲不振や腹痛の原因は?

■FORTE -日本列島医療機関探訪-
医療法人社団 善仁会
小山記念病院

■Dr.Matsui きょうも誰かが、眠れていない〜診察に効くやさしい睡眠の話〜
[第6回]“睡眠中に暴れる高齢者”―無意識に叫んだり、殴ったりしてしまう
国立精神・神経医療研究センター 睡眠障害センター長
松井 健太郎

■臨床研修指定病院紹介
千葉県勤労者医療協会 船橋二和病院
独立行政法人 地域医療機能推進機構 人吉医療センター

■専門研修紹介
日本赤十字社 深谷赤十字病院
地方独立行政法人 広島県立病院機構 県立広島病院

■医療過誤判例集
健診センターのシステムの仕様に起因した健診結果の誤通知

■医局紹介
北海道大学大学院 医学研究院 精神医学教室
藤田医科大学 医学部 移植・再生医学

■Medical Topics/Student’s Voice
メディカルトピックス/医学生の声

無料購読のお申し込みはこちら

お知らせ一覧